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 懐かしき昭和の時代 (大衆食堂)
 平成の今の世でも大衆食堂はもちろんありますが、昭和の時代は今より多く見かけたものです。
 コンクリートの土間に鉄パイプの脚に化粧板のテーブルとこれまた鉄パイプにビニールの座の付いた丸椅子。
 20人も入れば満席の店がほとんどでしたね。
 何処の店も凡そそんなスタイルで、壁にはたくさんのメニューが書かれた看板が並び、
 調理場との境は窓のある壁、調理されている様子も少しは覗けるような造りでした。

 メニューは麺類と丼物が主体で、カレーやオムライス、焼きそばもありました。
 高山の町は飛騨では一番大きいので郡部から用足しに来る人のお昼は大方が大衆食堂です。
 もちろん注文するのは人それぞれでしたが、うどんなら天ぷらうどん、丼はカツ丼がちょっと贅沢、
 しかし”大衆”の名に恥じるような高額にはならず、ひとり分で500円程度でした。
 平成になって景気が悪くなったのと、ファミリーレストランや回転寿司など新しいタイプの店が出来たため、だんだん姿を消して行った昔の食堂。
 今では市内に数軒が頑張っていますが、それぞれ経営者も高齢となっておられます。
 後継者が居ないと化石化してしまう業種で益々希少なものとなりそうです。
by sikisai02 | 2014-02-19 00:03 | 懐かしき昭和の時代
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