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 がんどうち
 雛人形ついでにひとつ昔の子供時代の風習をお伝えしましょう。
 雛人形を飾るのはもちろん女の子の居る家庭だけですが、男の子は飾ってある各家を訪問してお菓子をねだるのが楽しみでした。
 それを”がんどうち”と言うそうですが、私たちは単に”配りやっこ”と呼んでいました。
 手土産に少しのお菓子を持って雛人形を見せてもらうと数倍のお菓子が返されるので、何軒か周るとどんどん増えるといった仕組みです。
 女の子の居る家庭では、そこは心得たものでたくさんのお菓子が用意してありました。
 それが雛あられのこともあり、中にはカステラやゼリーのことも・・・
 裕福な家ほど高価なお菓子がもらえるので競って出掛けたものでした。
 今ではそうした風習も無くなったようで寂しい感じがします。
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by sikisai02 | 2012-03-26 06:17 | 飛騨からのあれこれ
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